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提案書づくりが4時間から20分に。US Foodsが減らしたのは「探す時間」だった
資料・情報検索US Foods卸売・商社AIOCR
BEFORE
4時間
提案に必要な情報を探す
AFTER
20分
顧客と話す
減った時間の合計 — 6か月で約32,000時間
提案書に時間がかかるのは、書くのが遅いからではありません。米国の食品卸US Foodsが最大4時間の作業を約20分にした事例から、実際に減った時間の中身と、自社で計算する方法を説明します。
本記事は、各社が公開している導入事例・公開情報をもとに、マクセラスが独自の視点で業務改善の考え方を分析したものです。マクセラスが導入を担当した事例ではありません。
03PROBLEM
提案書の4時間は、何に使われていたのか
マクセラスによる仮説 — 出典に内訳の数字はありません
- 探すいちばん多い
- 読む・確認する次に多い
- 書く残り
問題は「書く速度」ではありません。必要な情報を探すことに、ほとんどの時間が使われていました。
04CASE
その会社では何が起きていたか
米国の食品卸 US Foods では、営業担当者がお客様ごとの提案を作るとき、次の資料を手作業で確認していたとされています。
- 紙のメニュー
- 表計算のファイル
- 手書きのメモ
05CHANGE
何を変えたのか
- 紙
- Excel
- 過去資料
- 手書きメモ
- 人が探す
- 提案書
6工程。タブで変えたあとと見比べられます。
BEFORE
- 紙
- Excel
- 過去資料
- 手書きメモ
- 人が探す
- 提案書
AFTER
- 情報
- AI が読み取る
- 下書き
- 人が確認
- 提案
US Foods は「Automated Order Guide」という仕組みを作りました。紙やスキャン画像から文字と手書きを自動で読み取り、提案の下書きを組み立てます。営業担当者は、その下書きを確認・調整するだけです。
技術名より大事なのは、人がやっていた工程のうち、どれを機械に渡したかです。渡したのは探す・読み取る・並べるの3つ。判断する・決めるは人に残っています。
06RESULT
どれだけ減ったのか
提案に必要な情報を探すにかかっていた時間を 約91% 短縮
- 提案1件あたり
- 最大4時間 → 約20分
- 6か月の合計
- 約32,000時間
AWS の導入事例によると、営業担当者は「顧客との関係構築やリードの転換」に時間を使えるようになったとされています。これは AWS が公開した US Foods の報告値で、第三者が測定した数字ではありません。
07RETURNED
空いた時間は、どこへ向かったのか
出典に書かれている使い道
顧客との関係づくり
資料を探す代わりに、顧客と話す時間に充てられるとされています。
見込み客の商談化
獲得したリードを顧客に変えるところへ時間を回せるとされています。
その先に起きたこと
ROI 10倍
AWS が公開した US Foods の報告値です。投資対効果が10倍になったと過去形で記載されています。ただし売上額・受注数・顧客数の内訳は公表されていません。
ここで注意したいのは、使い道の書かれ方です。出典は「顧客との関係構築やリードの転換に時間を使える」と書いていますが、これは可能性の表現であって、実際にその配分になったという計測結果ではありません。
一方で ROI が10倍になったことは過去形で書かれています。時間が減ったことと投資対効果が上がったことは、どちらも起きた事実として示されていますが、その間をつなぐ因果までは公表されていません。
08APPLY
日本の会社なら、どこに当てはまるか
同じ構造は、次のような場面にあります。共通しているのは「作る前に探している」ことです。
卸売・商社
取引先ごとの見積作成。過去の取引条件を探すところで時間が消える
製造業
図面や仕様書を探して見積を作る。類似案件が見つからず一から計算する
建設・工事
現場写真と報告書をまとめる。どこに何があるか分からず探し回る
士業・コンサル
過去の提案書や書式を探す。誰のパソコンにあるか分からない
「提案書に時間がかかる」と感じたら、探す・確認する・書くの3つを分けて数えてください。前の2つが半分以上なら、書き方を工夫しても大きくは変わりません。
09YOUR COMPANY
あなたの会社なら、何時間か
自社の数字に置き換えると分かりやすくなります。まずは1週間だけ記録してみてください。
MAXELUS VIEW
この事例で重要なのは、AIを入れたことではありません。
バラバラな情報を整理し、「探さなくても仕事が進む状態」をつくったことです。AI はその後です。
私たちもまず「その情報はどこにあるか」「誰が探しているか」を確認します。ここが整理できていないままツールを入れると、使われないシステムになります。
11FAQ
よくある質問
12SUMMARY
この記事のまとめ
- 01US Foods は提案づくりを最大4時間から約20分にし、6か月で約32,000時間ぶんを削減したと報告されています
- 02減ったのは書く時間ではなく、バラバラの資料から情報を探して読み取る時間でした
- 03同じ構造は、卸売・製造・建設・士業にもあります
- 04自社で調べるなら、まず「探していた時間」だけを1週間記録してください
13 SOURCES
- US Foods 導入事例(AWS 公式)AWS公式・2026-08-17 確認原文を見る ↗
掲載している数値は、各出典が公開している報告値です。当社が測定したものではありません。 図や表は、出典が公開している事実をもとに当社が独自に作成しており、出典の図版は使用していません。
本記事は、各社が公開している導入事例・公開情報をもとに、マクセラスが独自の視点で業務改善の考え方を分析したものです。マクセラスが導入を担当した事例ではありません。

