はじめに
図面管理を見直そうと思っても、「どんな仕組みが必要?」「コストは?」「セキュリティは大丈夫?」など、分からないことが多いですよね。
この記事では、現場からよく寄せられる質問5つをピックアップし、それぞれの疑問にわかりやすく答えます。
これを読めば、図面管理システムの全体像と導入の流れがつかめます。
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Q1. 紙の図面をスキャンするだけでも「図面管理」と言えるの?
A. いいえ、それは「デジタイゼーション(単なるデータ化)」の段階です。
図面管理とは、「図面を“探せる・使える・共有できる”状態にすること」を指します。
スキャンしてPDFにするだけでは、結局フォルダの中で迷子になるケースが多いです。
クラウド図面管理では、
• 図番や品名での検索
• 最新版・改訂履歴の自動管理
• 閲覧権限の設定
などが可能になります。
つまり、「保管」ではなく「活用」できる状態が“管理”なのです。
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Q2. セキュリティ面が心配です。クラウドに図面を置いて大丈夫?
A. むしろクラウドの方が安全です。
一見、「社内サーバーに置いた方が安全」と思われがちですが、
実際にはクラウドの方がセキュリティ更新・アクセス制御・バックアップなどが自動化されています。
たとえば、
• 通信はSSL暗号化
• データは複数拠点で自動バックアップ
• ユーザー単位でのアクセス権設定
など、国内大手クラウドサービスでは銀行レベルのセキュリティ基準を採用しています。
人為的ミスによる漏洩(USB紛失など)を防げる点も大きな利点です。
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Q3. 導入コストはどれくらいかかりますか?
A. 中小企業向けでは、月額2〜5万円程度から導入可能です。
費用は「登録するユーザー数」「保存するデータ量」「機能の範囲」によって変わります。
一般的には次のようなイメージです。
| 規模 | 月額費用の目安 | 主な特徴 |
| 小規模工場 | 約3万円 | 必要最低限の機能からススタート可能 |
| 中規模工場 | 約5万円 | 図面+見積・承認フロー連携など |
| 大規模工場 | 10万以上 | 他システムとのAPI連携やAI機能付き |
クラウド型なら初期投資を抑えながら始められるため、
「一度試してから本格導入」も可能です。
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Q4. CADデータや古い図面も対応できますか?
A. ほとんどの図面管理システムは対応しています。
多くの製造業では、2D・3D CAD、PDF、DXF、DWG、JPGなど複数の形式が混在しています。
最近のクラウドシステムでは、
• 各種ファイルを一括管理
• 拡張子に関係なくプレビュー表示
• バージョンごとの自動履歴保存
が可能です。
古いCADデータの互換性に不安がある場合も、変換ツールを使えばスムーズに移行できます。
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Q5. DXやAI見積もりとどう関係しているの?
A. 図面管理はDX(デジタルトランスフォーメーション)の“入口”です。
DXを進めるには、まず「データを整理して使える状態にする」ことが必要です。
図面管理をクラウド化することで、
• AIによる見積もり自動化
• 過去図面からの再利用提案
• 設計〜製造〜出荷までのデータ連携
といった次のステップへの基盤が整います。
つまり、図面管理は「単なるファイル整理」ではなく、
AIや自動化を実現するための第一歩なのです。
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まとめ:図面管理は“整理”から“価値化”へ
図面をただ保管するだけの時代は終わり、
これからは「情報資産として活用する時代」です。
現場が使いやすく、経営にとっても効果が見える仕組みを整えることで、
生産性・品質・スピードのすべてを底上げできます。
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最後に
マクセラスでは、製造業の現場向けに「図面管理 × AI見積」など、
中小企業でも導入しやすいDX支援ツールを提供しています。
